我々からの「提言」…第一部まとめ

1~14項で、我々のスタンスが解って頂けと思う。

①一次資料や物証を並べ直し、歴史の再構築
をしていく。
②その段階で東北からの視点を入れ、辻褄の合わぬ部分や穴になっている点を補填する。
③現在の矛盾点を、出来るだけ多視点で見つめ直し、合理性の高い代案を探す。
④正しい歴史とは何か?、合理的な仮説を持って考え直す切っ掛けを作り出す。
こんな感じだろうか…

筆者は、中世武具を調べる過程で、こちらの埋蔵文化財センターの方に相談した事がある。
この武具を展示して貰う手段は無いか?と。
勿論、仮定としては、借り受けて「東北武具展」みたいな事を当地で出来ないか?も含めて。
答えは即答だった。
他の地方でやるには賃貸や輸送費がかさみ、実行性が無い。
が、むしろそこに住む住人の要望が多数集まれば、埋蔵文化財センターはあくまでも公務員なので、地元の意見に従いそれを提供しない訳には「絶対」いかない。
至極もっともな意見だった。

そこで、我々からの「提言」である。
①まず地元の博物館資料館を見よう。
②そこに何らか矛盾あらば、納得出来るまでたずねよう。
③恐らく、投書箱あるハズ。その対応良し悪し含め投書しよう。
④展示されていない物も展示する様にリクエストしよう。(勿論、中世武具も含めて)
⑤展示や説明の矛盾は、市町村史から調べてみると効果的。市町村史と資料館に矛盾は許されない。

まぁ博物館攻略作戦である。
これを全道で展開出来れば、アイヌ新法の矛盾が確実に吹き出す。
矛盾あらば、資料館の学芸員は公務員である以上、調べねばならないのです。
この過程で末端の学芸員を味方に付け、自分達の求める時代の調査には世論を持って応援する。
これ、教育庁関係者の天下り先を封じる事も出来る。何故なら、上にいく程…アイヌ押しだから。
資料館の投書に記名の必要は無し。住所と仮名でも可能です。

こんな事も出来る。
地元の観光パンフはあるでしょうけど…
歴史に特化した散歩やサイクリングコースのプランを立て、PDFやリーフレットを作成する。
無料配布で、人の集まる所に置いておくと、何気に使われていく。
コースは、寺社や遺跡跡、資料館らにして、由来を書き込むと勝手に読まれます。
これ…アイヌ遺跡は圧倒的に少ない事を見越している。必然的に、共生の歴史を覚えていく事になる。実は、似たような実績経験者がメンバー内に居る。
この手は、上手に作れば地元歴史探訪会らで
教材として使われたりするし、場合に寄っては、新たな観光プランの呼び水に出来る。
観光ネタはアイヌだけではない。恐らく、刀剣ら武具の方が、違うカテゴリからの集客力が期待出来るから。

これらは足を運んだり、地元を熟知する必要上や地方公務員を動かす性質上、その地元に住み暮らす人にしか出来はしません。
でも、それが地元史の勉強になり、それをダイレクトに伝承していく事にもなる。
極端に言えばこれを進める過程で、先立つリーダーを立てその実績を引っ提げて、地方議会に送り出す事も可能なのでは?
活動が煮詰まってくれば、必然的に行政や財界含めて人脈が出来てきてしまうのだから。

全道の博物館資料館に日の丸を立て、地元史から包囲網を敷き、攻め上がる…
さて、敵の本丸は?


第二部は、個別のフィールドワーク結果や、細かい確認結果、東北での事例の紹介へ、中身を掘り下げて行きたいと考えている。
これからも、本ブログを宜しくお願い致します。