https://tekkenoyaji.hatenablog.com/entry/2022/07/17/190440
北海道弾丸ツアー以降、あまりブログのアップをしていない。
理由は簡単。
閉口した…これに尽きる。
最もそうなったのはやはり「研究者の問題点とSNS等の巷の話が共有されていない」事に気が付いたから。
時間軸と空間がシャッフルされている…これについてぶっちゃけ、現地の学芸員さん等に質問すれば「そこは解明されていない」等の答えが得られた上、現状はこんな解釈になっていると教えて戴けた。
では、巷の話の中で、そんな研究者が持つ疑問が論じられる事があるか?
ほぼ見たことは無い。
何故、それが共有されてないか?
端的に言えば、博物館も資料館もちゃんと利用はされてはいない…ここに帰結せざるを得ない。
歴史戦だと息巻く方もいるが、それで良いのか?
理解不能に陥った。
北海道在住のメンバー達は、学芸員さんらと雑談的に色々裏話や謎をきいてくる。
それを掘り出し直したりしている。
備忘録だが…
折角なので某所に行った時に、ガチで発掘をしている方に一般論として伺った。
表土以外を重機で掘る事はあるか?と。
発掘は事前調査で角穴状に掘り込み、それを線状に伸ばし、概ねの地層や遺構,遺物の状況を把握して、その後全体を掘るべきなら上の方から被覆層は手で掘るので、本当に耕作土等の表層しか重機は使わないとの事。
東北では分厚い火山灰層などないので、当然なのだろう。
そこで北海道の事例をぶつけてみた。
火山灰層へ重機を入れるか?と。
驚きながらの答えは「一般論なら『否』」。
勿論、そんな発掘はしていないので、明言は避けつつ。
驚いた理由は、我々と一緒だった。
「仮に継続された居住が認められるなら必ず生活痕として(焼土ら)遺構が残るので怖くて出来ない」…。
当然、一般論且つ地域独特のやり方はあろうから、それは尊重している事は理解する必要はある。
ましてやまだ一人だけの事例。
細かいところは、その地域でなければ解りはしないので、良し悪しらは別の次元である。
これが弾丸ツアーの締め括り。
ここで、筆者の文献を開き読む手が止まった。
まぁそんな事も言ってはいられない。
史書の全面書き換えで、協会第一世代の主張や先達の研究経緯が消される傾向は何気に感じる。
調べようとすれば可能な現役世代は、ハッキリ言って筆者にとってはどうでも良い。
学べば良いだけ。
北海道のメンバーの子供や孫世代に「こんな視点もあるよ」と渡せればそれで良いのだ。
だから、ズブの素人が学ぶ過程ごと曝け出している訳だ。
もうこのグループも丸3年になる。
言ってる事も
やってる事も
そのスタンスも
強要しない事も
笑いを忘れぬ事も
3年前から全くブレてはいない。
ただ、コツコツ全てを積み重ねる。
これだけだ。
さぁ、再び動こうか。
まぁ当初の長期見通しではOnTime若しくは僅かな先行。
閉口してばかりもいられまい。