「マタギ」と「アイヌ」その2…「鷹匠」初遭遇

https://tekkenoyaji.hatenablog.com/entry/2020/05/13/054521

さて、昨今続々と続報が…
とは言うものの、単に博物館,資料館巡りの延長…何時もの「犬も歩けば…」だが。

さて、「マタギ」と「アイヌ」は狩猟こそやるが、似て非なるもの。
そこに北海道の古書にある「鷹侍」…

https://twitter.com/tekkenoyaji/status/1269581335745593344?s=19

なんと、現秋田県内で、初めて「鷹匠」の存在に行き着いた。
実際、「阿仁マタギ資料館」でも鳥海マタギのシカリの話でも、鷹を使った狩りの話は無かった。
勿論、殿様の狩場はあったハズだが(未確認)、生業としてマタギが鷹狩りした記憶無し。

ここで、歴史的背景を少し考察してみる。
この周辺は、中世鎌倉期より、幕府御家人だった小野寺氏が入り統治しているが、戦国期に南の最上氏と抗争、特に最上義光の時の侵攻でかなり攻め込まれていた。
それにより、小野寺氏は没落の一途を…
江戸期では佐竹領となるのだが。
実は、山を隔てた山形側の真室川では、「鷹匠」の文化が残っており、最上氏侵攻時代からの影響ではないかと、筆者は勝手に考えている。

残念ながら、ここ羽後町での「鷹匠」は、先代で途切れたそうだ。
面白い事に、例の「鈴木家住宅の竈」の一件の延長で話してみたが、館員さんはピンと来ていなかった。居て当然の雰囲気。
貴重な話だと思うのだが…

これも歴史が織り成す綾なのかな…
と、勝手に考察しつつ。
まぁ、疑問に思わなければ、そのまま普通の事なんだろう。

そう…疑問に思い、他と比べねば、「層別」してみなければ違いなんか解らない。
そんなものなのだ。