「遅くとも縄文時代」…そう、遅くともなのだ

あれこれ調べたり尋ねたり…
そんな風にしている内に、考古学の「識者」に質問らをさせて頂く機会に恵まれた。
何気に、ちょっと感動の言葉を戴いた。

「北海道と東北は古代から繋がっている…これを物証で証明したい」…これに対し、

「その関係は、"遅くとも縄文時代"まで遡れます」…

そう…「遅くとも縄文」なのだ。

考古学上で考えたら…
それ以前の旧石器時代は「解らない」。
だが、縄文期迄なら遅くとも遡れる…なのだ。
アオトラ石,黒曜石,琥珀らに見られる様に…
漆の弁柄や水銀朱に見られる様に…

共通の原料から似たようなもんを作り、使い勝手やデザインからそれらをお互い交換し、より良いものはそちらへ委ね自分の得意なものを与え…
そんな風にしてきた訳だ。
仲良くて、「何が悪い」のか?
共存してきて、「何が不満」なのか?
と問いたい。

普通に考古学を研究すればこうなるのだろう。
本来、この言葉に共感するのが当たり前。
現状「感動」なのだ…これが本来は異常なのだ。

改めて…
北海道と東北は、遥か古の時から繋がっている。
それは、遅くとも縄文期迄は遡れる。
それから切れた事は無い。
ずっと共に歩んできている。
それは真実である。