北海道中世史を東北から見るたたき台として−5…折角だからの「四国編」

https://tekkenoyaji.hatenablog.com/entry/2023/10/25/105821 「北海道中世史を東北から見るたたき台として−4…本命「北海道の中世墓」、だが何故か「長方形墓と楕円墓が併用」されている、そして…」… 折角だから、この際他地域へ同様の確認を伸ばしてみよ…

北海道中世史を東北から見るたたき台として−4、あとがきのあとがき…これって早い話、「金掘衆や場所の姿を投影しただけ」なのでは?

https://tekkenoyaji.hatenablog.com/entry/2023/11/08/130357 「北海道中世史を東北から見るたたき台として−4、あとがき…ならその「北海道の中世墓」事例を見てみよう」… こちらを前項に。 実は、こちらを纏めながらふと考えてしまった事がある。 斜里町「…

ゴールドラッシュとキリシタン-34…最新キリシタン墓研究と「火山灰直下の墓」の共通点についての備忘録

https://tekkenoyaji.hatenablog.com/entry/2023/04/26/125931 「ゴールドラッシュとキリシタン-33…「大籠キリシタン資料館」で学ぶ「江戸初期の宗教的状況」と時宗の板碑、そして北海道への検討の為の備忘録」… さてこちらを前項に、久々の「ゴールドラッシ…

北海道中世史を東北から見るたたき台として−4、あとがき…ならその「北海道の中世墓」事例を見てみよう

https://tekkenoyaji.hatenablog.com/entry/2023/10/25/105821 折角なので「中世墓資料集成−北海道編−」にある現物を見てみようではないか。 実は筆者は同書にある中世墓を検出したと言う遺跡の発掘調査報告書を持っていたりする。 この際と思い、入手出来そ…

北海道中世史を東北から見るたたき台として−4…本命「北海道の中世墓」、だが何故か「長方形墓と楕円墓が併用」されている、そして…

https://tekkenoyaji.hatenablog.com/entry/2023/09/26/195206 さて、宿題に取り掛かるとしよう。 「中世墓資料集成−北海道編−」である。 ここに至る迄には紆余曲折があった。 古書屋で入手が難しかったので、図書館から借りられれないか当たったのだが、ア…

余市の石積みの源流候補としての備忘録-8…中世城館資料の北海道版「北海道のチャシ」に石垣はあるか?、そして…

https://tekkenoyaji.hatenablog.com/entry/2023/06/17/060823 さて「石積みシリーズ」のある意味本命である。 北海道の中世城館に石積み,石垣はあるのか、気にはならないか? https://tekkenoyaji.hatenablog.com/entry/2023/09/07/112501 「北海道弾丸ツア…

幕別町「白人古潭」はどの様にして出来たのか?&竪穴住居は文化指標になるのか?…「幕別町史」に学ぶ

https://tekkenoyaji.hatenablog.com/entry/2021/09/13/205841 「この時点での公式見解26-b…蝦夷乱と社会情勢にロシア南下を重ねると、如何に緊迫したか解る ※追記-b」… こちらを前項として繋げてみよう。 前項で幕別町白人村古潭の話を書いた。 戴いた写真…

修験らの影響を加味した場合「消えた中世」はどうなるのか…現状迄の素案の一つとしての備忘録

https://tekkenoyaji.hatenablog.com/entry/2022/08/07/201518 「丸3年での我々的見え方…近世以降の解釈と観光アイノについて」… 実はあまり積極的に拡散はしていないが、昨年もこんな風に通史でどうなるか?を組み立ててみたりはしているのだが、 https://…

羽黒山鏡ヶ池に眠る「羽黒鏡」とは?…出羽三山信仰の核の一つを学ぶ

https://tekkenoyaji.hatenablog.com/entry/2023/07/06/201803 「北海道弾丸ツアー第三段、「厚真編」…基本層序はどう捉えられているか?を学べ!」… こちらを前項として。 今年ここまで強行した北海道弾丸ツアー第二〜第四段で、ご教示を受けたり自分の眼で…

北海道中世史を東北から見るたたき台として、外伝−3…秋田県山内村「茂竹沢遺跡」に「石垣」はあるか?、そして…

https://tekkenoyaji.hatenablog.com/entry/2023/09/22/112144 「北海道中世史を東北から見るたたき台として、外伝−2…山形県の「ケルン(ケールン)?」と「天神山の石組遺構」についての備忘録」… ここに繋げて。 鶴岡市「神社口遺跡」13世紀を確認中に見つ…

北海道中世史を東北から見るたたき台として、北陸編のあとがき…ならば「方形型火葬墓」を並べてみよう

https://tekkenoyaji.hatenablog.com/entry/2023/09/20/195630 「北海道中世史を東北から見るたたき台として−2…東北の延長線上で北陸の傾向を見てみよう」… これを前項として。 散々取り上げたのだ。 ならば方形型火葬墓をピックアップして並べてみようでは…

北海道中世史を東北から見るたたき台として、東北編のあとがき…津軽側と南部側の差異を再確認

https://tekkenoyaji.hatenablog.com/entry/2023/09/16/192421 「北海道中世史を東北から見るたたき台として…東北の中世墓の傾向や宗教北上の傾向を見てみよう」… こちらから… 折角ここまでやったので、ハッキリ数値で表していなかった「津軽側と南部側」の…

北海道中世史を東北から見るたたき台として−3…東北の延長線上で北関東の傾向を見てみよう

https://tekkenoyaji.hatenablog.com/entry/2023/09/20/195630 「北海道中世史を東北から見るたたき台として−2…東北の延長線上で北陸の傾向を見てみよう」… では福島の延長線上、今度は北関東の傾向を見てみよう。 A,茨城県 ・遺跡総数 113 ・土葬or火葬 …

北海道中世史を東北から見るたたき台として、外伝−2…山形県の「ケルン(ケールン)?」と「天神山の石組遺構」についての備忘録

https://tekkenoyaji.hatenablog.com/entry/2023/09/18/054340 「北海道中世史を東北から見るたたき台として、外伝…「鍋被り」の風習の東北での実績は?」… こちらを前項として、山形県での備忘録として二題寄り道をしておく。 理由は簡単である。 https://t…

北海道中世史を東北から見るたたき台として−2…東北の延長線上で北陸の傾向を見てみよう

https://tekkenoyaji.hatenablog.com/entry/2023/09/16/192421 「北海道中世史を東北から見るたたき台として…東北の中世墓の傾向や宗教北上の傾向を見てみよう」…前項はこちら。 では、前項に準じ、山形より南、北陸へその傾向を伸ばしてみよう。 抽出方法は…

北海道中世史を東北から見るたたき台として、外伝…「鍋被り」の風習の東北での実績は?

前項はこちら、「北海道中世史を東北から見るたたき台として…東北の中世墓の傾向や宗教北上の傾向を見てみよう」 https://tekkenoyaji.hatenablog.com/entry/2023/09/16/192421 であるが、ちょっと横道にそれてみる。 実は以前から宿題にしていた事があった…

北海道中世史を東北から見るたたき台として…東北の中世墓の傾向や宗教北上の傾向を見てみよう

https://tekkenoyaji.hatenablog.com/entry/2023/09/07/112501 前項をこちらに。 ①要旨… 先の弾丸ツアー第四段で感じた勝山館の作りや夷王山墳墓群との位置関係ら違和感解消の為、東北での中世墓の大枠の傾向を確認しどの様に宗教が北上したか、それが北海道…

北海道弾丸ツアー第四段、「知内編」…採金は何時から?そして偽典とされる「大野土佐日記」とは?

https://tekkenoyaji.hatenablog.com/entry/2023/09/07/200207 さて、弾丸ツアー第四段、次の報告は「知内編」にしよう。 今回はメインの訪問先が「勝山館」であり、 https://tekkenoyaji.hatenablog.com/entry/2023/09/07/112501 一発目で中世城館を見て回…

北海道弾丸ツアー第四段、「擦文文化編」…擦文遺跡が無い!

https://tekkenoyaji.hatenablog.com/entry/2023/09/07/112501 では弾丸ツアー第四段報告を続ける。 つか、同行者にレクチャーを受けてはいたが、ここまでとは… と、言うのも、道南には擦文文化期の遺跡が無い、厳密に言えば極薄い。 縄文、続縄文期の土器ら…

北海道弾丸ツアー第四段、「中世城館編」…現物を見た率直な疑問、「勝山館は中世城館ではないのでは?」

https://tekkenoyaji.hatenablog.com/entry/2023/07/08/110448 実は筆者は四度目の「北海道弾丸ツアー」を敢行した。 とは言え、今回は二人旅、相互フォロワーさんと同行させて戴いた。 当初、同行者に道南での用事があり、それに合わせてお互いに気になる一…

コイル状鉄製品のルーツとなり得るのか?…螺旋形状をした事例の備忘録

https://tekkenoyaji.hatenablog.com/entry/2023/07/06/201803 これを前項に。 厚真で見学させて戴いた「コイル状鉄製品」。 和鏡と一緒に副葬、首に掛けられていた物。 蓑島栄紀氏によれば、 https://tekkenoyaji.hatenablog.com/entry/2023/05/18/061134 …

「川連漆器」等の元祖は平安期?を考える為の備忘録…中世領主達が種を撒き、佐竹公が育てて刈り取る②

https://tekkenoyaji.hatenablog.com/entry/2021/02/17/201849 ちょっと変わった備忘録をこれに繋ごう。 関連項はこちら。 https://tekkenoyaji.hatenablog.com/entry/2021/06/08/070139 食器の文化圏は、案外いびつだったりする。 何せ、平安での都の鉄鍋+…

和鏡を中心にした墓の副葬について…似たような物なら日本中にある!

https://tekkenoyaji.hatenablog.com/entry/2023/04/10/213522 似たようなもんシリーズ… だが、今回は見た目だけではない、ガチ系。 関連項として… ・墓の特徴で、何か決められるレベルに無い… https://tekkenoyaji.hatenablog.com/entry/2021/04/23/121204 …

「最上徳内」は北海道をどう描いたか?…「蝦夷草紙」を読んでみる

https://tekkenoyaji.hatenablog.com/entry/2022/05/07/211949 https://tekkenoyaji.hatenablog.com/entry/2022/01/17/211327 松浦武四郎に続けてみよう。 今回取り上げるのは「最上徳内」の「蝦夷草紙」。 最上徳内は、 https://tekkenoyaji.hatenablog.com…

様似町「観音山」に石垣はあるか?、続報1…観音山とは、どんなところなのか?

https://tekkenoyaji.hatenablog.com/entry/2023/07/07/174555 さて、弾丸ツアーの宿題をこなそう。 様似の「観音山」にあった石塁と石碑、これは何か? まずは観音山は何か? これが現在のマップ。 「改訂 様似町史」より学ぼう。 「観音山公園 ソピラプリ(…

これが「近現代アイノ墓」…盗掘ではない発掘事例は有る

https://tekkenoyaji.hatenablog.com/entry/2022/02/08/194417 これを前項として。 これは近世,近代に外国人に「盗掘」され、埋葬された人骨が持ち去られた事例…考え様によれば、学術調査とトレジャーハンティングの境目は何処までで、死者への敬意をどう考…

北海道弾丸ツアー第三段、「千歳篇」…「キウス周堤墓群」は土塁の如し、そしてまとめ

https://tekkenoyaji.hatenablog.com/entry/2023/07/07/205357 残り少なくなった時間をどう使うか? 筆者は、千歳の「千歳市埋蔵文化財センター」へ向かった。 目的は、厚真でご教示戴いた「黒0」の土層を見たかったから。 縄文関係の展示は色濃いし、パネ…

北海道弾丸ツアー第三段、「静内篇」…どうせ見るなら本命級「シベチャリチャシ」!だが、本当に砦なのか?

https://tekkenoyaji.hatenablog.com/entry/2023/07/07/174555 一泊二日はわざとそうしているのではない。 社会人なら当然、仕事や家の事が優先される訳で、時間の制約は極当然。戻りのフライトまで如何に有効に使い切るか?…それが成功の可否を決める。 最…

北海道弾丸ツアー第三段、「様似篇」…観音山に石垣はあるか?、金鉱山の痕跡は?、秋田県民との意外な繋がり?、そして伝説の「キリシタナイ」は何処か?

https://tekkenoyaji.hatenablog.com/entry/2023/07/07/063354 さて、サクサク報告を続けよう。 三つの主テーマの中で、最も興味があった場所…それが「様似町」だ。 余市に続き、ずーっと行ってみたかった場所だった。 これはエンルム岬中腹より… 故に今回の…

北海道弾丸ツアー第三段、「平取編」…「何故古い物の展示がないか?」には、明確な理由が理由がある!

https://tekkenoyaji.hatenablog.com/entry/2023/07/06/201803 さて、続けていこう。 次は「平取町」である。 何せ、時間が取れたのが月曜から…多くの博物館,資料館はやってないので主テーマに関わる場所は閉館中。 白老方面へ行くのも、翌日の負担。 なら途…